理事紹介

「野育」を伝え、

ともに作り出す仲間として

理事長

天野 秀昭 AMANO Hideaki

1958年、東京都葛飾区生まれ。20歳のころ、自閉症児との出会いから「遊びの世界」の奥深さを実感。1979年に開設された日本初の民官協働による冒険遊び場『羽根木プレーパーク』で初代の有給プレーリーダーを務め、その後、区内の3プレーパーク(世田谷・駒沢・烏山)開設を地域住民と行う。子どもが遊ぶことの価値を社会的に高め、普及し、実践するために4つの法人を立ち上げ、現在は全国での活動支援に携わっている。

NPO法人『日本冒険遊び場づくり協会』評議員、NPO法人『プレーパークせたがや』理事

一般社団法人『日本プレイワーク協会』理事、NPO法人『フリースペースたまりば』理事

天野理事長から一言!

日本初の冒険遊び場「羽根木プレーパーク」の40年以上前の初代プレーワーカー。ある日「アマノ、お前はどんだけ自分が幸せだかわかってんの?!」と高2の女の子に叫ばれそのあまりの唐突さに「んん?どういうこと??」と聞き返した。そうしたら「あたしたちの最高の笑顔をいっつも見られてるんだよ!!」ときた。「あたしたちの最高の笑顔!自分で言うか?!」と思いつつ、その破格の自己肯定感こそがうれしかった。「遊びたい!」は「育ちたい!」と同義語であることを広めることが僕の至福の遊び。呼んでください!どこにでも行きます!!

副理事長

刀坂弘毅 KATANAZAKA Koki

宮崎県都城市乙房こども園園長。他業種で働いていたが、平成17年に前園長である父が現職中に他界し、事業を承継するために入職。保育現場での“あたりまえ”に疑問をもちながらも日々の業務を“こなす”毎日を送る。

先代が野中保育園との出会いをきっかけに目指した“子ども主体”と実際の保育の乖離に“どげんかせんといかん”と感じているところに“野育の会”と出会い、“川和保育園”と出会い、「こんな保育があるのか」と衝撃を受け、「保育を変えよう」と心に決め、職員・保護者と共に改革を行いながら現在に至る。

2歩進んで3歩下がる。あれ?ということもしばしば。失敗の多い園長であるが、本人はいたって真剣。野育の会の良さは“繋がり”にあると思っています。一緒に前に進んでいきましょう。

理事

下村 一彦 SHIMOMURA Kazuhiko

東北文教大学(山形市)准教授。教育制度や生涯学習(特に、ひきこもり・ニート支援)の研究で短大教員となるも、保育者主導で画一的な保育に危機感を抱き、里山保育(森のようちえん)の普及、自然体験に積極的な保育者の育成を目指して保育者養成の改善に取り組んでいる。保育に関する研究では、世代間交流や保護者との連携(保育参加)に関する取組もある。

小林 じゅん子 KOBAYASHI Junko

学生時代のサークルで『乾孝幼児教育論全集』に出会い在学中に保育士資格を取得し、保育園に就職。その後自宅幼稚園に勤務しつつ、野外活動を多く取り入れた自主学童「おひさま学級」を主宰。

多摩地域に居を移し、「子ども家庭支援センター」草創期の子育て相談員。2005年4月、以前勤めていた園からの声掛けで25年ぶりに園長として保育現場に復帰。着任3年目で、公立園の民間委託を受け「西池袋そらいろ保育園」の園長。そこで職員や保護者と共に子どもの育ちの環境整備に取り組む。2017年3月、そらいろ保育園を卒園。


今井 謙 IMAI Ken

大分県大分市ももぞのこども園園長。平成2年26歳の時に園長に就任し現在に至る。30年間園長としてやってきたが、30代から保育を変えたいと思っていながら、なかなか理想の保育にはたどり着けずにいた。

8年前の2012年に川和保育園の寺田園長に会い衝撃を受けて、保育環境を見直し、野育の会の前身の「園庭長セミナー」で天野秀昭氏の講演を聴いて「遊び」の重要性を知り自分も園庭長として保育環境を変えてきた。センスオブワンダーの「知ることは感じることの半分も重要ではない」を保育のモットーとしている。


片岡 卓久  KATAOKA Taku

現場では保育の他に前職場でのICTの導入の経験を活かし情報共有関係も担当しています。好きなものは落語、写真、キャンプ、楽器、神輿とまとまりがなく自転車も好きで東京・長瀞間1日130キロ走ります。

2018年頃に北海道から九州まで色々な実践者に衝撃を受け、ローカル性の高い園文化を育むための関係づくりについて考えるようになっています。今の興味は主に3点、東洋思想と日本文化、未来に必要なちから、生物の仕組みです。気の合った仲間との学びの場作りもゆるく始めています。

1児の父でもあり娘と散歩をしながらカエルやダンゴムシを見つける日々を過ごしています。

監事

安藤 武司 ANDO Takeshi

愛知県名古屋市、株式会社カムロ代表取締役。社業である保育園建設に関わりながら主体的な人の活動を誘発する環境づくりに興味を持つ。こどもの育つ環境づくりを通して大人社会が得られる気づきが重要であると考える。「保育と建築の架け橋」をテーマに名古屋でコミュニティーを形成中

相談役

寺田信太郎 TERADA Shintaro

“たいへんなことが なんどもあった そのあとで 楽しいことがおこる“

“勇敢さや大胆さは 初めから何も恐れないのでなく 恐れを抱きながらも 前に進む事で 獲得していくものだ”

川和保育園の園庭・園外保育は、上記の言葉をポリシーにして作り上げている。

子どもたちは、苦難の中にどれだけ豊かなものがあり、素晴らしいものがあるか、自分を充実させてくれるものがあるかを知らない場合も多い。それを子どもに経験させていく事は周りにいる大人の務めだ。 野育の会に関わる大人達よ、それぞれの子どもとの関りの中で、実践あるのみ!!

神奈川県横浜市「社会福祉法人共に生きる会」川和保育園前園長。「野育の会」の創設メンバーとして尽力し、2020年度総会にて当会理事を退任。「自分で考え、自分で遊べ子ども達」を指針とし、園・子ども・父母の連携により四季折々の行事を催す。ユニークな園庭保育・園外保育を展開し独自の園文化を創造する当園には、全国から見学者が訪れる。NHKスペシャル「ドキドキ・ヒヤリで子どもは育つ~遊具プロジェクトの挑戦~」(2007)『ふってもはれても』(新評論)がある。


事務局・総務

事務局長 :小林じゅん子

組織管理 :小林百合子

会計担当 :梨本澄江

事務局補助:寺田光成